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山梨県ボストンバッグ遺体遺棄事件(2013年5月)

2013年5月24日午前11時10分頃、、山梨県上野原市上野原の民家で、ボストンバッグに入った白骨状態の遺体が見つかった。上野原署はこの家に住んでいた秦英子さん(当時87歳)とみて、死体遺棄事件として捜査を始めた。同居の夫(当時83歳)は数年前から都内の病院に入院。この家の不在を不審に思った住民から連絡を受けた市が2010年12月、家に立ち入ったこともあったが、誰もおらず、異状は確認できなかったという。

遺体の入ったボストンバッグが見つかったのは、自宅の1階居間。遺体は折り畳まれた状態だった。4月に近所の住民から、「2~3年前から、住んでいるはずの女性を見かけない」と同署に相談があったという。民家の隣には妻の弟夫婦が住んでおり、弟は「(姉を)見かけないなとは思っていた」と話しているという。

上野原市長寿健康課によると、2010年8月31日、「最近、夫婦を見ない」との住民からの情報が市に寄せられた。 同日、市職員2人がこの家を訪問したが、鍵がかかっており、呼びかけに反応しなかったという。

同年12月には、県外に住む息子が帰省した際、当時の民生委員が鍵を開けて息子と家に入ったが、誰もおらず、変わった様子はなかった。同課には当時ボストンバッグがあったという記録も残されていない。その後も民生委員が家を訪ねたが、不在で、同課は「様子を見よう」と判断したという。

同市は弟夫婦と面会できておらず、2013年4月、病状が重い夫からも話が聞けなかったため、上野原署に相談。 同署によると、夫婦の預金口座には年金が振り込まれていたが、公共料金のほかは引き出された形跡はないという。遺体が発見され、周辺の住民は一様に驚いた様子だった。夫婦は以前、毎日のように近所の畑に通う姿を見せていた。妻と親しかった近所の女性(88歳)によると、「数年前、家を訪ねたけれど、明かりがついたまま、留守だった。あまり家庭の事情に首を突っ込むのも良くないと思い、深入りしなかった」という。



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