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スイス日本人女性失踪事件 (2000年9月)

2000年9月12日、東京都府中市の元派遣社員佐藤順子さん(当時28歳)が海外旅行先のスイス・ツェルマットで行方不明となった。順子さんはユースホステルに宿泊していたが、朝食後、部屋にリュックサックなどを 残したまま行方が分からなくなった。最後の目撃者は朝食を共にした女性のみで、他のユースホステル宿泊者は順子さんの顔に覚えがなかったという。ユースホステルは別の客の「16日まで戻らない」というメッセージを順子さんのものと勘違いしていたために、不在に気付いた後も警察に通報することはなかった。

順子さんは旅行中、毎日欠かさず日記をつけていたにも関わらず、失踪前日の9月11日の日記には全く記載がなかった。失踪当日の9月12日は好天であり、一般的に旅行者が行動する範囲には遭難しそうな場所は存在しない。また、順子さんは前日足に血マメができており、ハイキングも無理はできないと推測された。

その後、9月20日から29日にかけて計5回、東京の順子さんの自宅に無言電話があった。最初の電話では、受話器の向こうから日本語ではないと思われる話し声が聞こえたという。その他の無言電話についても、声をかけるとすぐに切れてしまったり、出た途端に切れてしまったという。2000年11月には、ツェルマット警察が順子さんは遭難したと判断、捜索を打ち切っている。北朝鮮による拉致の疑いもあるとして、特定失踪者リストに入っている。

順子さんは2000年6月末、海外旅行のため会社を退職。7月4日に友人と共に2人で成田空港を発ち、イギリスを経由した後7月下旬からスイス入りしたという。その後は1人で北欧やドイツなどを旅行していた。




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