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未解決事件ファイル

京都府綾部市主婦殺人事件(1997年3月)

1997年3月14日午前11時ごろ、京都府綾部市味方町薬師谷の紫水ヶ丘団地で、主婦野田康子さん(当時38歳)が1階居間に面した庭に倒れて死んでいるのを、学校から帰宅した中学1年の長男(当時13歳)が発見した。

康子さんは庭の芝生の上で胸などを鋭利な刃物で計十数カ所刺され、エプロン姿の普段着で倒れていた。居間から庭にかけて血痕があり、靴を履いていなかったことから、居間で襲われたあと庭に逃げ出したとみられる。居間に物色された形跡はなく、凶器も発見されていない。傷跡から刃物は最大幅3センチのものとみられる。犯人は玄関から逃走しており、外に出た跡の逃走経路は分かっていない。

長男はこの日学期末だったため、学校は1時間で終了していた。康子さんの夫(当時38歳)は1年半前から大阪に単身赴任しており、月末には泉佐野市にある夫が勤める会社の社宅に長男、次男と共に引っ越す予定だった。

事件当日の午前7時45分ごろ、康子さんは息子たちを学校に送り出した。午前8時45分ごろには損害保険会社の社員が自宅を訪れており、9時半ごろに帰っている。それから15分後の9時45分ごろ、康子さんは生命保険会社に電話をしており、この後に殺害されたとみられている。

近所の食料雑貨店を営む女性の目撃情報では、50歳くらいとみられる男に「野田さんの家はどこですか?」と尋ねられたような気がすると証言している。また、野田さん宅から西に50メートルほどの場所に、不審なシルバーの国産ワゴン車が停まっていたという。

康子さんは京都府福知山市出身。看護学校を卒業後、福知山市の病院で看護師として働いていた。気丈な性格で、正義感が強かったという。転居にともない退職するため、事件前日には康子さんの送別会が開かれており、そこには15人ほどが参加していた。

府警は同署に捜査本部を設置して捜査を続けているが、有力な情報や証拠は得られていない。事件から20年以上が経過しており、捜査本部に寄せられる情報もほとんどないという。




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