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熊本市無職女性殺人事件(1979年8月)

1979年(昭和54年)8月15日夜、熊本県熊本市(現・熊本市中央区)九品寺の無職・中村真智子さん(当時28歳)が自宅勝手口で死んでいるのが発見された。

15日の夕方ごろ、中村さんの実兄が中村さんがお盆に顔を出さなかったことを不審に思い中村さん宅を訪れたところ、内部の様子がおかしかったため義姉に連絡。警察官と一緒に扉をこじ開けて中に入ったところ、中村さんが勝手口前の板の間にあおむけになって倒れているのを発見した。

司法解剖の結果、遺体は死後1~3カ月が経過しておりミイラ化していた。死因ははっきりしなかったが、喉の甲状軟骨と前胸部の胸骨と肋骨の接合部が骨折していたことから、警察は中村さんが何者かの手によって首を絞めて殺されたものと判断した。

事件当時、中村さん宅は玄関や窓などはすべて内側から施錠してあったが、中村さんが倒れていた板の間近くの勝手口だけ外側から戸締まりがしてあった。室内を物色した形跡はほとんどなく、服装も乱れていなかった。

中村さんは5人兄姉の末っ子で、高校卒業後は仕事らしい仕事もしておらず、両親と暮らしていた。事件の2年ほど前から中村さんの父親(当時73歳)は兵庫県尼崎市にある次女宅へ、母親(当時63歳)は栃木県にある次男宅へそれぞれ転居しており、以後は1人暮らしをしていたという。

近所付き合いも全くなく、どのように生活していたかなども分かっていない。電気は1979年2月で止められており、ロウソクを使用している形跡があることから生活に困窮している状態だったとみられる。




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