未解決事件ファイル
六甲山女性殺人・死体遺棄事件(1979年10月) |
1979年10月30日、兵庫県芦屋市六甲山山中の埋め立て地で、京都の税理事務所事務員・前田君子さん(当時49歳)の白骨死体が見つかった。歯型などから前田さんと判明した。
前田さんは同年の6月15日、「旅行に行く」と書き置きをし、乗用車で自宅を出たまま行方不明になっていた。失踪翌日の16日に目撃情報があったのが前田さんの最後の姿だった。兵庫県警は殺人・死体遺棄事件として、前田さんの交友関係を中心に捜査を続けていたが、1994年に公訴時効を迎えた。
事件から26年後の2005年1月4日、君子さんの娘・前田育子さんが、京都市左京区北白川大堂町のマンションで他殺体で発見された。新年の挨拶に訪れた知人男性が寝室で血を流して死亡している育子さんを発見し、110番通報した。こちらについては強盗目的で育子さんを殺害した知人の男が逮捕されている。男は育子さんに数百万円の借金があり、返済を再三迫られていた。
育子さんは母親の君子さんを亡くしてから父親で税理士の音次さん(当時76歳)と2人暮らしをしており、育子さんも税理士を目指していたという。この母娘の事件についてはそれぞれかなりの年月が空いており関連性はないが、苦しくも育子さんが殺されたのは母親の君子さんと同じ49歳だった。
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