未解決事件ファイル
千代田区神田消費者金融会社殺人事件(1996年5月) |
1996年(平成8年)5月29日午後7時半ごろ、東京都千代田区神田紺屋町の雑居ビル2階にある消費者金融「東京リース株式会社」を訪ねた同業者の男性から「2人の男性が倒れている。死んでいるかもしれない」と通報があった。
2人は同社社長の橋本一さん(当時44歳)と従業員の岩松慎也さん(当時20歳)で、どちらも刃物のようなもので首の動脈を切られていた。2人は事務所入り口近くに、血だらけになって仰向けに倒れていた。死因は失血死で、遺体の状況から、同日午後に殺害されたとみられている。
通報者の男性は同日午後4時半ごろ、別の同業者の男性から「この会社に客が行ったが、事務所が開いていないようだ」という電話を受けたため、2人で事務所をたずねた。しかし事務所のドアの鍵がかかっていて入れなかったため、合鍵業者に連絡し、午後7時10分ごろに室内に入ったところ、入り口近くに2人が倒れていたという。室内にあった金庫には開けられた形跡はなかった。
事件の翌年には別件で逮捕されたイラン国籍の男性を含む5名が事件に関与していた疑いがかかったが逮捕はされず、事件は現在も未解決のままである。
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