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未解決事件ファイル

ニュージーランド邦人女性殺人事件(1998年9月)

1998年(平成10年)9月22日、ニュージーランド・オークランドのクイーンストリート沿いにある「センターコートビル」の吹き抜けにある小さな部屋の食器棚の中から、女性の腐乱した全裸死体が見つかった。遺体は同月11日に市内のホテルにチェックイン後、行方不明になっている山形県温海町(現・鶴岡市)の松沢嘉世さん(当時29歳)と判明した。遺体はビルの火災警報のテストの日にビルの係員が発見した。初めはマネキンだと思ったが臭いですぐに遺体と分かり、警察に通報したという。

松沢さんの衣類や財布、パスポート、バッグ、身につけていた洋服や靴などは残されていなかった。腐敗が進んでおり、死因は不明。遺体が発見される前の9月16日にはゴミ箱から松沢さんのパスポート、バッグ、保険証が見つかっているが、犯人と思われる人物の指紋は全く残っていなかった。当時松沢さんが身につけていた財布やイヤリングや指輪は見つかっていない。

松沢さんは前年末にニュージーランドのクライストチャーチに入り、ドミニオンイングリッシュスクールに入学していた。そこで英語を勉強しながら、レストランでワーキングホリデーとして働いていた。合間に休暇があったため、観光でオークランドに2週間滞在する予定だったという。

松沢さんが行方不明となった9月11日、松沢さんがオークランドの街を歩く様子が街の防犯カメラにとらえられていた。午後2時14分、空港からの連絡バスを降りた後、クイーンストリートを横切るところがCCTVカメラに捉えられていた。この時の松沢さんの服装は、黒のパンツ、黒のジャケット、黒の靴を履いてリュックサックを背負っていた。その後フォートストリートでバックパッカー専用のホテルにチェックインしている。このホテルは遺体が見つかったセンターコートビルまで、徒歩で2分ほどの距離にある。

同日15時半ごろにもクイーンストリートのカントリーワイドビル付近を歩いている松沢さんの姿が捉えられており、これ以降消息が不明となっている。松沢さんはこの日ホテルに戻ることはなかった。松沢さんは行方不明になる直前に、日本人グループと接触していたことが判明しているが、街を歩いていて会話をした程度で犯人につながる人物は浮上してこなかった。

もう1人怪しいといわれているのが、松沢さんがチェックインしたホテルに泊まっていたロシア人の男。この男は長期滞在していたが、遺体が見つかった日に出国している。松沢さんのものと思われる指輪をオーストラリアに立ち寄った時に売却しており、松沢さんと歩いているのを見たという目撃情報もあったことから、インターポール国際刑事警察機構に追跡された。

2年後に空港でフランス警察に発見され、身柄を拘束。ニュージーランドに引き渡され、2日間にわたって事情聴取されたが遺体発見現場のセンターコートに入るためのセキュリティアクセスを持っておらず犯行は不可能と判断、処分保留となっている。

事件から20年たった2018年には松沢さんの爪から男性のDNAが抽出されたことが報じられている。また、2001年にイギリスで2人の若者を殺害した罪で有罪判決を受けている男が、松沢さんと同じ時期にオークランドの対岸に位置するデボンポート海軍基地の消防学校に訓練士として勤務していたことが判明し事件との関連性を疑われていたが、事件解明には至っていない。




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