越谷市独居老人男性殺人事件（2000年3月）

2000年(平成12年)3月10日午前10時5分ごろ、埼玉県越谷市蒲生西町1丁目の無職・田辺伸一さん(当時76歳)が自宅1階の台所で、顔面に粘着テープを巻かれて死んでいるのを、浄化槽工事に訪れた男性業者が見つけた。

田辺さんはジャージ姿でうつぶせに倒れており、まゆ毛から口の下まで布製の粘着テープで顔を何重にも巻かれていたほか、左手の親指と人さし指の間に刃物で切られたような傷があった。また、左ひじに内出血の跡があり背中には血痕が付着していた。死因は首を絞められたことによる窒息死。

田辺さんは1人暮らし。玄関は鍵がかかっておらず、発見当時台所の蛍光灯はついたままで室内には物色された形跡はなかった。現場付近では不審な男が目撃されている。男は年齢30代くらいで、身長約170センチの普通体型。真ん中分けで長くもなく短くもない髪型で、眼鏡は着用していない。色が不明のフリースにズボンを履いていた。ツートンカラーで下は白より濃い色のグレーっぽいセダン系の車に乗って逃走したとみられる。

現場は東武伊勢崎線蒲生駅から南方約400メートルの場所に位置し、住宅、商店等が密集する住宅街の一角に建てられた木造2階建ての一般住宅。

＜埼玉県警ホームページ＞越谷市蒲生西町地内独居老人殺人事件

お問い合わせ