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鹿児島市高齢女性強盗殺人事件(2000年9月)

2000年(平成12年)9月17日午前9時ごろ、鹿児島県児島市田上台4丁目のアパート経営、荒木スミエさん(当時73歳)が自宅2階の寝室の床で両手を縛られて死んでいるのを、近所の女性が見つけた。荒木さんは室内着姿で、顔の前付近で両手を布製のひもで縛られたうえ、タオルで猿ぐつわをされて、あおむけに倒れていた。両足のふくらはぎや肩甲骨周辺、二の腕などに刺し傷がみられた。死因は首の圧迫による窒息死だった。

荒木さんは夫と死別後1人暮らしをしており、賃貸アパートを経営しながら家賃収入を生活費に充てていた。16日の昼過ぎに市内で知人に会い、その後姉と電話で話していたことが確認されていることから、帰宅後から17日朝までの間に殺されたとみられる。荒木さんは人から恨みを買うような人間ではなく、人当たりが良く親切でいつも身ぎれいにしていたと近隣でも評判だった。知人は少なく、近隣住民との付き合いしかなかったという。

第一発見者の女性は荒木さんの義妹から「電話しても出ないので様子を見てきてほしい」と頼まれた。玄関のチャイムを鳴らしても返答がなく、勝手口に回ったところ鍵がかかっていなかったため2階に上がったところ、倒れている荒木さんに気付いたという。室内には物色された痕跡があり机の引き出しなどが開けられていたが、預金通帳や小銭が入った財布は残されたままだった。

現場は住宅地の奥にあり、夜間になると人通りはほとんどない。遺留品などの物的証拠に加え、目撃情報に乏しいことが事件の解決を難しくしているという。2020年9月時点で述べ6万7000人余りの捜査員を投入、およそ200人が捜査線上に浮上したが、いまだ解決に至っていない。

<鹿児島県警ホームページ>鹿児島市田上台強盗殺人事件



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