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つくば市高齢女性変死事件(2010年9月)

2010年9月2日午前9時45分ごろ、茨城県つくば市谷田部の民家で、この家に住む本山ツヤさん(当時83歳)が浴室で倒れているのを、「異臭がする」と通報を受け訪れた市役所職員が発見した。

遺体は激しく腐敗して一部白骨化しており、胸に刺し傷があった。首や肩には死後つけられたとみられる傷が複数あった。これらの状況から茨城県警は殺人事件と断定、つくば中央署に捜査本部を設置した。

本山さんは浴室の洗い場で全裸でうつぶせの状態で見つかった。司法解剖の結果、本山さんは死後10日~1カ月で、死因は胸を刺されたことによる失血死。外部から侵入した形跡はなかった。

本山さんは会社員で養子の長女(当時46歳)と2人暮らし。長女は警察の調べに対し、前年の8月に出勤する際、入浴中のツヤさんに「行ってきます」とドア越しに話しかけると、ツヤさんが「行ってらっしゃい」などと答えてくれたが、数日後に話しかけた時には返事がなかったため、「風呂場から母親の返事がなくなったので、死んでしまったのかなと思った」「怖くて浴室を開けられなかった」などと不自然な説明をしていた。

2011年2月26日、警察は死体損壊と死体遺棄の疑いで、長女を逮捕した。しかし長女は一貫して犯行を否認。証拠も見つからないことから、処分保留で釈放され起訴猶予となった。長女はのちに病死している。

その後の鑑定で遺体の傷が腐敗によって生じた可能性があることが判明し、捜査本部は解散している。



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