未解決事件ファイル
山形県米沢市18歳男性行方不明事件(1996年8月) |
1996年8月6日午前11時頃、山形県米沢市の障がい者就労支援センター「かにの家」に通っていた塚田貴丸さん(当時18歳)の行方がわからなくなった。
塚田さんはこの施設が所有する同市入田沢の国道121号線沿いの畑で指導員らと草刈り作業をしていたが、指導員が目を離した30分ほどの間に姿を消した。国道は福島県喜多方市に通じており、指導員たちは国道沿いを35キロに渡って捜索したが発見できなかった。
行方不明当時の塚田さんは身長が173センチ、やせ形で、色黒。右の前歯が1本欠けていた。知的障害があり、単語は発することができたが会話がうまくできなかった。家はどこかと聞かれて1度旅行したことのある「北海道」と答えることもあったという。
腰を引くように内股で歩くのが特徴で、自転車には乗ることができるという。当時の服装はジーンズに野球帽で、名前の名字が片仮名書きされていた。からし色の長袖のポロシャツに、黒いトレパン、黒い長靴を履いており、所持品はなかった。
失踪した地元では「塚田貴丸さんを探す会」も結成され、インターネットHPやテレビなども使って執念で捜索を続けたが、有力な情報は得られなかった。秋田県大潟村で目撃したという情報も寄せられたが、現在も行方が分かっていない。
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