足立区韓国人スナック経営者強盗殺人事件（2003年2月）

2003年2月21日午前0時45分ごろ、東京都足立区西新井本町1丁目のマンション「三井コーポ」203号室で、スナック経営の韓国籍・李福南（イボクナム）さん（日本名・鈴木愛子さん・当時39歳）が死んでいるのを妹夫婦が発見し警察へ通報した。

李さんの首には絞められた跡があり、高級ブランドのショルダーバッグやスナックの売上金、李さんの財布がなくなっていた。李さんは玄関から上がったすぐの廊下にうつぶせで倒れており、コートがかけられた状態だったため、帰宅直後に襲われた可能性もあるとみられる。玄関には鍵がかかっていた。首にマフラーが巻かれており、これが凶器とみられる。死因は窒息死。警視庁捜査1課は強盗殺人事件とみて西新井署に特捜本部を設置し捜査を始めた。

李さんは事件前日の20日午前2時ごろ、マンションの隣にあるスナックから帰宅したとみられる。日本人の夫（当時53歳）が同日午前9時ごろ電話したが応答がなかったため、スナック近くに住む李さんの妹夫婦に様子を見るよう依頼したという。妹夫婦は夕方にマンションを訪れたものの鍵がかかっていたため、深夜になって業者に依頼して鍵を開けたところ、倒れている李さんを発見した。

2002年12月にも西新井で強盗殺人事件が発生しており両事件の関連が疑われたが、こちらの事件については既に犯人が逮捕されている。

＜警視庁ホームページ＞西新井本町一丁目マンション内女性強盗殺人事件

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