未解決事件ファイル
豊橋市会社経営者殺人・死体遺棄事件(2003年12月) |
2003年12月17日、愛知県豊橋市の農道脇の竹やぶで白骨化した男性の遺体が発見された。男性は静岡県浜松市西区舞阪町の海産物販売会社経営・渥美省二さん(当時75歳)と判明した。司法解剖の結果、遺体は死後4~8か月が経過しており、死因は特定できなかった。
発見当時、渥美さんは衣服を身に着けた状態で、骨に損傷はなかった。また現金は残されていなかった。渥美さんは同年5月11日午後、家族に「遊びに行く」と言って乗用車で出かけたまま行方が分からなくなっており、家族から静岡県警に捜索願が出されていた。7月上旬には浜松市内の公園駐車場で、渥美さんの車が放置されているのが見つかっており、車内には渥美さんの血痕が残されていた。
その後の調べで、失踪当日の5月11日午後9時ごろ、渥美さんとみられる男性が月極駐車場で男ともみ合い、馬乗りになって首を絞められた後、車に押し込められ連れ去られたのを近所の住民が目撃し、警察に通報していた事件が起きていたことが判明。警官が駆けつけた時には男や車は姿を消していたという。この時目撃された男は35~50歳ぐらいで身長165~170センチのがっちり型で短髪だという。
渥美さんは失踪当日、浜松市内のパチンコ店を午後8時半ごろ出たのが分かっている。これらの状況から、渥美さんはパチンコ店を出た後何らかのトラブルに巻き込まれ殺害されたものとみられる。渥美さんの遺体が見つかった駐車場は、パチンコ店から渥美さんの自宅までの途中にあるという。
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