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未解決事件ファイル

千葉市花見川区新聞配達員殺人事件(2003年8月)

2003年8月6日午前5時35分ごろ、千葉県千葉市花見川区にある病院の救急搬送口前で、新聞配達員・川野隆さん(当時69歳)が血を流して倒れているのを通行人が発見した。川野さんの首には刺されたような傷があり、既に死亡していた。凶器はナイフと思われる。

病院から100メートルほど離れた花見川団地内の路上で、川野さんが新聞配達用に使っていた自転車が倒れ、周囲に朝刊が散乱していた。病院の方向に向かうように血痕が続いていた。川野さんは団地で何らかのトラブルに巻き込まれ襲われた後、助けを求め病院を目指して歩き、入口で力尽きたものと思われる。川野さんは3時に新聞配達店に戻る予定だったがその時間に戻らなかったことから、犯行時刻は午前2時~3時頃と思われる。

その後の調べで、窃盗で逮捕された無職の少年(当時16歳)が、事件当時現場近くにいたことが判明。少年が持っていたバッグに付着していた血痕のDNAが川野さんのものとと一致したとして逮捕する方針が発表された。少年は現場の団地周辺にいた5人の少年グループの一員だという。

警察によると事件当日の午前2時すぎ、現場から西に方角に約150メートルのスーパー前で、この少年がグループと別れ、約40分間単独行動していたという。しかし少年は、犯行推定時刻にはグループの5人中2人と現場から約500メートル離れた同団地内の駐輪場で行動を共にしており、単独行動は取っていなかったと主張。血痕については「バッグの血痕は、兄がけがをしたときについた」と言い犯行を否認した。

結局少年は逮捕されることなく、事件は未解決のままである。



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