辰巳の森緑道公園男性殺人事件（2004年4月）

2004年4月1日午前8時40分ごろ、東京都江東区辰巳2丁目の「都立辰巳の森緑道公園」で、男性がうつぶせに倒れて死んでいるのが見つかった。男性は千葉県市原市瀬又の自営業・上原隆さん（当時60歳）と判明。遺体は、公園内の遊歩道から数メートル離れた茂みの中で見つかった。 胸に3か所刺し傷があった。現場に争った形跡がないことから、突然刺されたものと思われる。

上原さんは事件前日の3月31日午前7時ごろ、自宅からワゴン車に乗って出かけ、午後1時から2時にかけて妻と電話で話していた。 ところが、午後4時過ぎに妻が電話した時は、呼び出し音は鳴るものの、連絡が取れない状態になっていたという。

警視庁深川署の特捜本部の調べでは、上原さんは31日午後2時から4時ごろに殺害された可能性が高いとみている。公園近くの路上で上原さんのワゴン車が発見されていることなどから、上原さんが自分で運転して現場まで来た後、何者かに襲われたとみて調べている。

遺体発見時、車内からは上原さんの携帯電話の他、ズボンのポケットから現金約6,000円や車のカギが見つかっている。現場付近には茶色のカバンが落ちていた。上原さんは日ごろから現金をそのままポケットなどに入れて持ち歩いていた。

上原さんは橋の修理工事などを請け負う仕事をしており、都内にも時々来ていたという。上原さんは事業で借金を抱えており、電話で家族に「金の工面がついた」と話していたことから、金銭トラブルで殺害された可能性がある。

＜警視庁ホームページ＞辰巳二丁目都立公園内殺人事件

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