未解決事件ファイル
筑紫野市高齢男性強盗殺人事件(2005年8月) |
2005年8月26日午前5時55分ごろ、福岡県筑紫野市永岡の林田義信さん(当時80歳)方で、林田さんが血を流して倒れているのを新聞配達の女性が発見した。24日から新聞がたまっており、不審に思った女性が窓越しに覗くと、玄関そばの部屋で林田さんが血まみれで倒れていたという。
林田さんは胸や腹などに細い刺身包丁のようなもので刺されたり切られた傷が複数あった。死因は心臓を刺されたことによる失血死。死亡推定時刻は23日夜とみられる。玄関には犯人の靴跡が残り、玄関から遺体が見つかった4畳半の部屋まで、遺体を引きずった跡があった。また、玄関先から約150メートル離れた市道まで血痕とみられる跡が複数残されており、犯人も負傷していた可能性がある。
林田さんは1人暮らし。普段から、数十万円単位のまとまった現金を持ち歩いていたという。室内にあった林田さんの財布に現金が入っていなかったことから強盗殺人と思われるが、一方でメッタ刺しにされていることなどから、顔見知りによる怨恨の可能性もあり、交友関係を中心に捜査を進めてきた。
2011年には二日市温泉や西鉄桜台駅などで署員約20人が「逃げ得は許さない」などと市民に呼びかけ、2022年には現場近くにあるショッピングセンターで買い物客が多く訪れる夕方の時間帯にチラシを配るなどして改めて情報提供を呼びかけたが、これまでに事件解決につながる有力な情報は得られていない。
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