未解決事件ファイル
川崎市高津区男性死体遺棄事件(2010年4月) |
2010年4月16日午後2時ごろ、神奈川県川崎市高津区千年(ちとせ)の第3京浜道路脇の竹林で、神奈川県警宮前署の署員がパトロール中に白骨遺体を発見した。最初に斜面で遺体の頭部を発見、そこから約1メートル離れた場所で胴体などの骨も見つけた。
遺体の大部分はビニール製の灰色のオートバイカバーに包まれていた。遺体はジャンパーにズボン、靴下を身に着けていた。40歳前後とみられ、身長166~175センチ。
遺体や周辺の状況から自殺や病死の可能性が低いとして、神奈川県警高津署は19日、死体遺棄事件として捜査する方針を固めた。
司法解剖の結果、遺体は7年前から行方不明になっていた高津区下作延の無職、清野敏明さん(当時26歳)と判明した。歯型とDNA型鑑定で清野さんと特定された。死後1〜2年とみられる。死因は不明。
清野さんは2003年10月31日に仕事から帰宅しないまま行方不明になり、家族が捜索願を出していた。
清野さんの遺体には複数の傷があり、あばら骨には刃物で傷つけられたとみられる不自然な傷があったことから、警察は清野さんが何らかの事件に巻き込まれた可能性があるとみて、関係者から事情を聴くなど捜査しているが現在も犯人の特定には至っていない。
現場は第3京浜沿いの宮前区、高津区の区境にあり、住宅地に囲まれた地域。遺体発見場所には不法投棄されたごみが散乱していた。
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