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未解決事件ファイル

那覇市ラブホテル女性殺人事件(2004年3月)

2004年3月26日午後6時55分ごろ、沖縄県那覇市若狭のホテル経営者の男性(当時68歳)から「客室に死体がある」と110番通報があった。那覇署が調べたところ、ベッドの下に女性の遺体が隠されており、腐乱していた。ホテルの関係者が部屋を掃除中に異臭がし、死体があるのに気付いたという。遺体はベッドの下にあおむけの状態で横たわっていた。室内から女性の衣類や持ち物は見つかっていない。

27日の司法解剖で、指紋などから身元を那覇市真嘉比のアルバイト女性(当時29歳)と断定した。死後1週間前後とみられる。外傷はなかったが、腐乱が進み死因は特定できなかった。死体がベッド下に隠されるようにあおむけに置かれ、衣類や所持品がなくなっていたことなどから、客室に一緒にいた人物が死体遺棄や窃盗にかかわった疑いが強いとみて捜査している。首を絞められたような跡や薬物を投与された形跡はなかった。この女性には発作性の疾患があることが分かったが、事件との関連性は不明。

女性は3月5日の夜に家を出たまま行方が分からなくなっており、女性と同居している兄が3月9日夜に「家を出たまま、4日過ぎても帰ってこない」と警察に捜索願を届け出ていた。現場はラブホテルの1階客室。部屋を客が最後に利用したのは遺体発見の約1週間前で、その際にホテル経営者が部屋を清掃した際は異状に気づかなかったという。料金は後払い制で、1人が一括で精算すれば、他の利用者は従業員と顔を合わせなくて済むシステムだった。

女性と最後に会った人物が詳しい事情を知っている可能性があるとして、警察では女性の携帯電話の通話履歴を調査。携帯電話の最後の発信記録は3月3日で、相手は沖縄県内の離島に住む男性だった。3月4日にはこの男性が女性に電話していたことも分かったが、捜査の結果この男性は事件とは無関係とされている。



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