未解決事件ファイル
取手市小3女児行方不明事件(2002年5月) |
2002年5月19日午前10時ごろ、茨城県取手市台宿2丁目の飲食店店員、大川アナベルさん(当時30歳)の長女で、市立取手小学校3年生の大川経香(きょうか)さん(当時9歳)が「友達の所へ遊びに行く」と母親に伝えて自宅から遊びに出たまま行方が分からなくなった。同日午後6時ごろ、近くの公園で友達と遊んでいるところを目撃されたのを最後に姿が見えなくなり、アナベルさんが警察に捜索願を出した。
警察は事件に巻き込まれた可能性もあるとみて、周辺を捜索。市や消防団と連携し、自宅周辺や利根川河川敷を捜索するとともに、情報提供を求めるチラシを配布するなどしたが、同署に寄せられた目撃情報はごくわずか。いずれも「似た子を見た」という内容で、全て別人だった。アナベルさんが午後7時ごろ自宅に戻った際、経香さんの姿は既になく、経香さんが食べたと思われるコンビニ弁当が空になっていたという。
その後も捜査員を増やし、経香さんの自宅から半径3キロ周辺にわたる川原や神社や空き家、側溝、雑草地などを捜索。子供が足を向ける可能性のあるコンビニやスーパー、ゲームセンター、駅ビルのほか経香さんと接触のある小学校教諭や同級生、近所の遊び友達などから聞き込み捜査を行ったが経香さん発見につながる情報は得られなかった。写真入りチラシ約10万枚の作成・配布、手作りポスターをJR常磐線牛久駅から上野駅間の12駅に掲示するなども行ったが、2005年5月を最後に情報は途絶えているという。
経香さんは失踪当時、身長120センチ、体重25キロで中肉のおかっぱ頭だった。白い無地のTシャツに薄水色のショートパンツ、赤い運動靴(サイズ18センチ)を着用していた。