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埼玉県吉川市クリーニング店主妻殺人事件(1999年3月)

1999年3月16日午後11時ごろ、埼玉県吉川市のクリーニング店で店主の妻・糀谷笑子さん(当時59歳)が殺害されているのを笑子さんの夫が発見し、110番通報した。笑子さんは胸や腹を何度も強打されおり、体の左側を中心に多数の打撲があった。ろっ骨が何か所も折れ内臓が破裂しており、体内には多量の出血が見つかった。死因は体内出血によるものとみられる。このような傷は、倒れたところを膝や足などで繰り返し踏み付けたりした場合に生ずる可能性があるという。

店内からは笑子さんのバッグがなくなっていたが、レジの中の現金は手付かずの状態だった。夫は当時笑子さんとは別居中だったが、クリーニング店の仕事は一緒にしていた。店の仕事がひと段落したためいったん外出し、午後11時ごろ店舗兼住宅に来たところ、笑子さんの自転車が店の前に置かれているのに気づいたため店内にいるであろう笑子さんに向かって呼びかけた。しかし返答がないため、様子を見るために店のシャッターの鍵を開けて店内に入ったところ、笑子さんが死んでいるのに気付いた。普段笑子さんは閉店後に自転車を店内にしまっていたという。

事件の翌年、笑子さんの夫とクリーニング店のアルバイト男性が保険金詐欺で逮捕された。追突事故にあった夫がこの事故を利用して、休業損害補償金をだまし取ろうと計画。保険会社に「けがをして仕事をできない間、代わりの人間を雇わなければならない」と嘘の申告をし、アルバイト男性が代わりに働き給料を受け取ったとする偽の領収書を提出するなどして、保険会社から保険金計219万円をだまし取った疑いが持たれている。アルバイト男性は実際には働いておらず、夫が仕事をしていたという。

その後夫は釈放。自身を受取人として笑子さんに多額の保険金をかけていることも判明したが、笑子さん殺害事件については解決しないままである。




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