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未解決事件ファイル

千代田区女性会社員ミイラ化遺体発見事件(1995年12月)

1996年5月6日、東京都千代田区鍛冶町の神田ステイションホテルと隣接するビルの間に女性の死体があると、ホテルの男性従業員から通報があった。警視庁が女性の身元を調べたところ、所持品などから埼玉県川口市に住む無職・吉田映里香さん(当時24歳)と判明した。

吉田さんはホテルとビルの間の幅約50センチの通路に、横向きの状態で倒れていた。発見当時の服装は白いコートに黒のブーツ姿。遺体はミイラ化していた。通常、遺体がミイラ化するには亡くなった後、体が腐敗するよりも早く急激に乾燥する必要があるが、ビルとビルの間という風通しの良い環境と、季節柄空気が乾燥しているという条件が重なりこのような状態になったと思われる。

解剖の結果、死因は全身を強く打ったためとみられた。ビルとビルの間にはホテル側しか窓がないため、吉田さんはホテルの窓から転落したものと思われる。大人がミイラになるのに約3ヶ月かかるといわれていることから、吉田さんは少なくとも2月より前に既に亡くなっていたことが推測される。

吉田さんは前年の12月21日夜、JR神田駅近くの飲食店で行われた会社の忘年会に出席したのを最後に行方がわからなくなっており、2日後の23日に家族から捜索願が出されていた。吉田さんは1996年1月中旬に同じ会社の男性と結婚することから、忘年会の日を最後に退職したという。

警察は事件、事故の両面から捜索を進めているが、現在も事件は未解決である。



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