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宮城県東松島市主婦放火殺人事件(1983年2月)

1983年2月22日午後1時50分頃、宮城県桃生郡矢本町赤井(現·東松島市赤井) の民家から出火し、木造一部2階建て住宅のうち2階部分を半焼した。2階寝室から、矢本町下裏に住む主婦・西潟静枝さん(当時33歳)の焼死体が見つかった。

司法解剖の結果、西潟さんの死因は左右腎動脈破裂による腹膜下出血と判明。左右の肋骨十数本が折れていた。一酸化炭素の吸引が見られなかったことから、警察は何者かに殺害され、火を付けられたことによる放火殺人事件と断定した。

西潟さんはこの日、妹の嫁ぎ先に留守を頼まれ、自身の長男(当時4歳)と妹の長男(当時6歳)の3人で留守番をしていた。子供2人は出火と同時に逃げ出して無事だった。子供たちや近所の住人の証言によると、石巻市内にある書籍販売員の男(当時30歳)が出火直前にこの家を訪問していたという。

警察は事件から3年後の1986年2月に、男を殺人と放火の疑いで逮捕。男は子供たちと西潟さんがいた家を訪問したことを認めた。しかし殺害や放火についての犯行については全面的に否認。検察側も「物証がなく公判維持は難しい」として処分保留のまま釈放、不起訴処分となっている。1998年2月、時効が成立。



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