鹿児島市無人販売所男児置き去り事件（2022年9月）

2022年9月19日午後5時15分ごろ、鹿児島県鹿児島市の市道沿いに設置された花や苗を売る無人販売所のカゴに、布のようなものにくるまれた裸の男児が置かれているのを、近くを散歩していた女性（当時70歳）が発見し110番通報した。男児は市内の病院に搬送されたが、命に別状はなく無事だった。

男児はプラスチック製のかごにへその緒がついた状態で置かれており、生後間もなく置き去りにされたとみられる。鹿児島西署は保護責任者遺棄を視野に捜査を開始した。

同署は現場付近に、情報提供を呼びかける看板を2カ所設置。遺棄されたとみられる時間帯や曜日に合わせ現場近くで検問し、車両に通行頻度や当日現場を通っていないか聞いたほか、情報を求めるチラシを手渡した。

現場は岩屋口交差点近くの市道沿い。同署は事件前後の現場周辺の様子や、出産後に赤ちゃんを見掛けていない人物、妊娠している様子がうかがえていても健診に行っていない人物などの情報を求めている。

さらに、寄せられた情報の掘り下げやドライブレコーダーの解析なども進めているが、現在も遺棄した人物の特定には至っていない。

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