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宮崎県都城市高齢女性殺人事件(1997年5月)

1997年5月23日、宮崎県都城市安久町の旧国道脇の崖下で女性の遺体が見つかった。女性は21日から行方不明だった有川ハル子さん(当時81歳)と判明。有川さんは21日の午後に市内のバス停で目撃されたのを最後に行方不明となっていた。

有川さんは21日午後1時ごろ、市内で高齢者向けの市民講座に出席。その後薬局に立ち寄って栄養ドリンクを買っている。その時の有川さんはバスの時刻が迫っており、慌てた様子だったという。バスは定刻より6分遅れで到着。この時には薬局近くのバス停に有川さんの姿はなかったという。

同日の夜、仕事から帰った次男夫婦が有川さんがいないことに気付き捜索していたが、2日後に遺体となって発見された。有川さんの体には刺されたような傷の他、体をかばった際に付く防御創もあった。現場からバッグや買い物袋などは見つからず、靴も履いていなかった。死因は転落した時のショック死か失血死とみられており、付近のガードレールにはハル子さんのものと思われる血痕が残っていた。

事件から1年10か月後の1999年3月、遺体発見現場に造花の花輪と缶ビールが供えられていた。花輪の直径は約40~45センチで、上部に鳩が取り付けられていた。花輪はかなり古く、自宅に長期間保管していたものと思われる。また、本来花輪は足を付け足して供えるものだが、現場にあったものは上の花輪部分だけを取って供えたとみられている。

缶ビールは、長野オリンピックの記念で発売されたキリンビール「一番搾り」の500ml缶。1997年11月上旬から1998年1月下旬にかけて販売されていた限定商品で、販売予定数は約1000万ケース。捜査本部ではこれらを犯人が事件現場に置いた可能性もあり供えた人を捜しているが、現在も見つかっていない。

<宮崎県警ホームページ>都城市安久町における老女殺人・死体遺棄事件



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