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篠崎ポンプ所敷地内タクシー運転手強盗殺人事件(2002年3月)

2002年3月16日午前7時ごろ、東京都江戸川区東篠崎2の都下水道局「篠崎ポンプ所」敷地内で、職員から「敷地内に防犯灯がついたタクシーが止まっている」旨の通報を受け、警視庁小松川署の署員が駆けつけたところ、タクシーの後部のトランク内から男性の遺体が見つかった。

警視庁捜査1課と小松川署の調べにより、遺体は個人タクシー運転手の山口雄介さん(当時54歳)と判明。山口さんは胸や背中に約10カ所の刺し傷があり、売上金と右足の靴がなくなっていた。警視庁は強盗殺人事件と断定、捜査を開始した。当時ポンプ所は敷地内を自由に出入りできるようになっており、犯人はポンプ所の裏門から逃げた可能性があるとみている。

その後の調べで、山口さんは16日午前1時半ごろ、同僚の男性と「今日の売り上げは2万円だった」 と携帯電話で話していたことが判明した。また、同じころ、山口さんは千代田区神田付近にいたことが分かっている。このことから捜査本部は、山口さんが同僚と電話で話した16日午前1時半ごろから車がポンプ所内で見つかった16日午前7時ごろまでの間に山口さんが殺害された可能性が高いとみている。

解剖の結果、山口さんはラーメンなどの食事をしてから1時間以内に殺害された可能性が高いことが分かった。その後、捜査本部はタクシーの写真を掲載したチラシを作成し、情報提供を呼び掛けるとともに山口さんが事件当時履いていた靴の写真も公開した。トランクには左足の靴が残っていたが、右足のものは現在も見つかっていない。靴はアキレス社製の「エコーソフト」で、サイズは25.5センチ。黒色の皮製で、裏側に「ecco」と刻印されている。山口さんが当時乗っていたタクシー側面には【無線1022(成城)山口タクシー(個人)184】の記載がある。

篠崎ポンプ所では1988年(昭和63年)9月にも地下2階の汚水4号沈砂池で女性のバラバラ死体が見つかる事件が発生しており、こちらも未解決である。

<警視庁ホームページ>東篠崎二丁目篠崎ポンプ所敷地内個人タクシー強盗殺人事件




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