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松本市女性強盗殺人事件(1994年3月)

1994年3月9日午前9時40分ごろ、長野県松本市出川の路上でパチンコ景品卸会社従業員、六川みすゞさん(当時47歳)が首から血を流して倒れているのが見つかった。事件は六川さんがパチンコ店へ軽ワゴン車で移動中に発生。反対側を走ってきた白い乗用車の男が六川さんの車を止めさせ、鋭い刃物で首を切り殺害。現金約40万円と小切手約3000万円分の入ったショルダーバッグを奪って逃走した。

捜査本部は土地勘のある者による金目的の計画的犯行と断定。犯人を白い乗用車に乗った20~40歳の男とみて、延べ1万人の捜査員を動員し数千人から事情聴取するなど逃げた男の行方を追ってきたが、有力な手掛かりは得られなかった。

2009年3月9日に殺人事件としての公訴時効が成立。松本署の捜査本部は8日までに同容疑で被疑者不詳の書類を地検松本支部に送り、同支部は同日、不起訴処分とした。1993年1月には、隣町の豊科町(現安曇野市)でも景品交換所の男性経営者が刺殺される強盗殺人事件が起きていたが、この事件も2008年に時効となっている。

夫の茂樹さん(当時65歳)は「法治国家なので時効に従わなければならないが、犯人を憎む思いは変わらない」と話した。また、全国の殺人事件の被害者遺族らが時効制度撤廃を 目指して設立した「宙(そら)の会」に入会したことを踏まえ、「時効で悔しい思いをする人がわたしで終わるように、国などに時効制度撤廃を求めていきたい」との意向を示した。




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