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台東区東上野2丁目マンション内殺人事件(2009年2月)

2009年2月25日午後3時45分ごろ、東京都台東区東上野2丁目の化粧品輸入販売会社社長、田口稔さん(当時68歳)がマンション室内のベッドの上で死亡しているのを、訪ねてきた同社の女性従業員が見つけ、119番通報した。救急隊員が駆けつけたが、田口さんは既に死亡していた。

発見当時田口さんは黒い長袖シャツにパンツ姿で、腕時計をしていた。目立った外傷はなかったが、両手と両足がロープで縛ってあった。あおむけの状態で、タオルケットがかけられていた。玄関は鍵がかかっておらず、室内は物色された形跡があった。残っていた財布にキャッシュカードや紙幣は残されていなかったが、棚の奥には現金約20数万円が残されていた。部屋の他の場所からもキャッシュカードが盗まれていた。

風呂場の浴槽には湯が張られたままで、洗濯機の中からは飼い犬2匹の死骸が見つかった。犬の死因は不明。

司法解剖の結果、田口さんの死因は首や鼻を圧迫されたことによる窒息死と判明。首などに絞められた跡や外傷がなかったことから、手のひらや布団などで首や鼻を圧迫されたとみられる。死亡推定時刻は25日午前0時ごろから10時ごろ。警察は金目当ての強盗殺人事件と特定、捜査を開始した。

田口さんは独身で1人暮らしをしていた。24日午後10時ごろ、田口さんがマンションに帰宅する姿が防犯ビデオの映像などから確認されている。化粧品などの販売を行う会社を経営していることから、仕事上、アジア系外国人と付き合いがあった。上野の繁華街ではアジア系飲食店に出入りし、「商売がうまくいっている」という話をすることもあったという。上野の繁華街を派手な格好で犬の散歩をしたり、飲み歩いたりしていたことから、「景気がいい社長」として有名な存在だった。

その後の調べで、現場付近の防犯カメラに不審な複数のアジア系外国人が写っていたことが分かった。さらに田口さんの交友関係や生活パターンを調べるなど捜査を進め、アジア系外国人の身元を特定。中国国籍の男女2名、斯日古楞(スリグレン、当時25歳)と黄帥軍(ホワン シュアイ ジュン、当時26歳)を国際指名手配した。2人は事件の3日後に、成田空港から中国へ出国したのが確認されている。

台東区東上野2丁目マンション内殺人事件 指名手配犯 斯日古楞、黄 帥軍
<警視庁ホームページ>東上野二丁目マンション内殺人事件



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