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青森県むつ市女性殺人事件(2009年10月)

2009年10月7日午前3時20分ごろ、青森県むつ市仲町のガソリンスタンドを経営する齊藤敏夫さんの自宅で、妻で同じ会社の役員の朋子さん(当時55歳)が布団の中で血を流して倒れているのを同居している長女(当時27歳)が見つけ、119番通報した。朋子さんは市内の病院に搬送されたが、翌日の8日午前1時すぎに死亡した。

その後警察で朋子さんの遺体を調べたところ、上半身には複数の傷があり、死因は首を絞められて窒息したと判明。警察は何者かが朋子さんの首を絞めて殺害した殺人事件として、むつ警察署に捜査本部を設置した。

警察の調べによると、朋子さんは夫の敏夫さんと長女の3人暮らしで、6日の午後6時から7時にかけて3人で一緒に自宅で夕食をとっていたという。朋子さんは午後10時から11時頃に姿を見せているため、この時間にはまだ生きていたことが確認されている。

その後、それぞれ別の部屋で寝ていたが、朋子さんの部屋で火災報知器の警報が鳴っているのを長女が気づき、駆けつけたところ、布団が焦げ、朋子さんが血を流して倒れているのを見つけたという。凶器に使われた刃物は見つかっていない。

掛け布団の一部には燃やされた跡があったが、争ったような形跡はなく、自宅には現金や貴金属類が残され、物色された形跡もなかった。自宅隣のガソリンスタンドには7日午前0時頃まで従業員がいたが、不審な車や人、大きな物音などには気付かなかったという。

事件当時、自宅の玄関や窓など複数の箇所が無施錠だったが、犯人は家の玄関の鍵を施錠してから逃走していることから、合い鍵を持つ近い人物の犯行とみられ、早期解決されるものと思われた。しかし、現在も犯人につながる有力な情報が得られず、事件は未解決のままである。

<青森県警ホームページ>むつ市仲町における女性殺人事件(PDF)



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