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未解決事件ファイル

秦野市栄町酒店強盗殺人事件(2010年12月)

2010年12月6日午後3時20分ごろ、下校途中の中学2年の男子生徒が神奈川県秦野市栄町の「岩田酒店」から助けを求める声を聞きつけ店内を確認したところ、首や胸などを刺されて倒れている女性を発見、110番通報した。女性はこの店の店主、岩田千賀子さん(当時86歳)と判明。神奈川県警によると、レジからは現金約1万5千円が奪われていた。1円玉と5円玉以外は全てなくなっていた。

岩田さんは頭蓋骨骨折などのけがを負い、医療機関で治療を受けていたが約2か月後の2011年2月8日に病院で死亡した。首の刺し傷は深さ約5センチにも及んでいたという。岩田さんは警察の調べに対して「帽子のような物をかぶり白いマスクを着用した40代ぐらいの男に、店にあったハサミで刺された」と話していたという。男は体格ががっちりしており、服装は作業着上下、バールを所持していたとされる。

現場は小田急小田原線秦野駅から北へ約800メートルの住宅街。県警はこれまでに延べ約3500人を投入し、延べ4000人以上に話を聞くなどして捜査を続けているが、現在も容疑者逮捕に結び付く有力な情報は得られていない。



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