日本で起こった未解決事件をファイリングしていくサイト
ホーム 未解決事件ファイル(〜2000年) 未解決事件ファイル(2001年〜) 全国指名手配犯 “行方不明事件”

未解決事件ファイル

山口市佐山母娘強盗殺人事件(2013年3月)

2013年3月26日午前8時55分ごろ、山口市佐山の民家を訪れたガス業者が、勝手口の窓ガラスが割れた母屋の中で、人が頭部から血を流して倒れているのを発見し、近所の人に110通報を依頼した。現場に駆けつけた警察官が、女性2人が顔などから出血して死亡しているのを確認した。

女性はこの家に住む村谷照代さん(当時85歳)と、娘の佳子さん(当時64歳)と判明。照代さんは寝間着姿、佳子さんは普段着姿だった。2人の死因は鈍器のようなもので頭を殴られたことによる脳挫傷で、他に体にも複数のあざが残っていた。争った際に自身を守ろうとしてできる防御創もあった。

死亡推定時刻は24日の夜。事件当時玄関は施錠されていたが、外へ出られる別のドアと、勝手口の窓ガラスが割れて散乱していた。また室内が物色され金品が盗まれた形跡もあり、犯人のものと思われる足跡もあったことから、山口県警は強盗目的による殺人事件として山口南署に捜査本部を設置した。

近所の人によると、自治会の会合で、先月末から付近で耕運機や自動車などが盗まれる被害が発生していることが報告されていた。事件から1年後の2014年3月には村谷さんの家族が私的懸賞金300万円を設け、県警のチラシやポスターで公開されたが有力な情報が得られず、2016年3月に懸賞金の継続を断念。警察は母屋の倉庫や離れの現場検証、周辺住民への聞き込み、凶器など遺留品の捜索にあたってきたが、現在も犯人につながる情報は得られていない。

現場はJR本由良駅近くの平屋で、周囲には田んぼや畑、民家があるが人通りは少ない。村谷さん宅も玄関を出てすぐのところに田畑があった。周辺で暮らす住人の家同士は距離が離れており、それぞれが点在しているような状態だったという。事件の1年度に村谷さん宅は解体されている。

<山口県警ホームページ>山口市佐山における強盗殺人事件



お問い合わせ

Copyright (C) 2023 未解決事件X All Rights Reserved.

inserted by FC2 system