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函館市西旭岡町主婦殺人事件(2016年10月)

2016年(平成28年)10月31日午後3時半ごろ、北海道函館市西旭岡町1丁目の住宅で、この家に住む無職・岸田友子さん(当時68歳)が1階裏口のドア付近で首から血を流して倒れているのを、岸田さんの夫(当時72歳)を送り届けた介護施設職員が発見した。岸田さんは病院へ搬送されたが、死亡が確認された。

死因は出血性ショックで、首には鋭利な凶器でつけられた傷が複数あった。発見時、玄関のドアは施錠されていたが、裏口の鍵は開いており、争った形跡や物色した形跡はなかった。北海道警函館中央署は11月2日、司法解剖や現場検証の結果、殺人事件と断定し、100人態勢の捜査本部を設置し、捜査を開始した。凶器は見つかっていない。

犯人が触ったとみられる場所を調べたところ、逃走経路とみられる勝手口付近には、岸田さんの血が付着した手袋で触れた痕があった。現場に手袋は残されておらず、犯人のものとみられる指紋や身につけていたものの繊維片も見つかっていないことから、犯人が指紋を残さないために、あらかじめ手袋を用意して計画的に犯行に及んだとみて捜査を進めている。

岸田さんは夫との2人暮らしで、夫は2016年10月28日から宿泊型の介護サービスを利用して介護施設に宿泊していた。近くに住む人によると、事件当日31日の午前9時半ごろには岸田さんの車がなかったが、12時ごろに見た時には車があったという。岸田さんは事件当日、市内のスーパーに車で買い物に行き、昼前に帰宅したことが判明している。このことから、帰宅後から午後3時くらいまでの間に殺害されたとみられている。

事件から2年後の2018年3月、地元の西旭岡町会は寄贈された防犯カメラ3台を、現場周辺の住宅2軒と集会所に設置した。主に車道を監視するが、現時点で不審者が映ったことはないという。捜査本部もポスターやチラシを配布し情報提供を呼び掛けたが、情報は噂程度のもので、有力な内容は寄せられていないという。



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