未解決事件ファイル
町田市デザイン会社社長殺害事件(1998年9月) |
1998年9月2日深夜、東京都町田市本町田の団地敷地内でデザイン会社社長・高橋久志さん(当時45歳)が鉄製の矢を喉に撃ちこまれて殺害された。
調べによると、凶器の矢は水中銃から発射されたもので、犯人は深夜人目の付かない場所で被害者を待ち伏せし、犯行に及んだ可能性があるという。
水中銃は魚類、タコ、イカなどを捕獲する銃のことで、別名スピアーガンともよばれる。形状は銃のようだが、先端に金属製のもどしのついた銛先(もりさき)があり、銛先のついた紐つきシャフトを引き金を引いて発射させて使用する。
その後の警察の捜査で、高橋さんの会社と以前取引があり、その後取引を切られた会社の元役員の男が事件に関わっている疑いがあり、関係先を家宅捜索。水中銃や鉄製の棒などを削るグラインダー(研削盤)が見つかった。
この男が経営する会社から独立した社員数人が起こした会社が、高橋さんの会社と取引を始めたことで、男の会社は取引を切られてしまった。それ以来、両者の間にはトラブルが複数回発生し、高橋さんの会社の窓ガラスが割られたり、電気配線が切られるという嫌がらせが起きていた。
同年の4月にも、男の会社に勤務する男性が何者かによって腹を刺されて死亡した事件が発生していた。2つの事件はいずれも未解決のままになっている。
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