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大分市松岡郵便局内強盗殺人事件(1998年3月)

1998年3月3日午前2時20分ごろ、大分市松岡の特定郵便局・松岡郵便局で、局長の大津豊記さん(当時57歳)が血を流して倒れているのを大津さんの妻と次男が発見した。妻は深夜になっても夫が帰宅しないのを不審に思い、次男と一緒に郵便局へ探しに来たという。

大津さんは病院に運ばれたが、間もなく死亡した。大津さんの胸や腹に刺し傷が数カ所あった。大津さんは駐車場につながる郵便局の通用口の前に、うつぶせに倒れていた。既に制服から私服に着替えており、背広にネクタイ姿だった。

現場からは手提げカバンが無くなっていた。通用口の鍵は開いていたが、局内の事務室につながるドアのかぎは閉まっており、事務室が荒らされた様子はなかった。照明も消されていたことから、大津さんは残業を終えて建物を出るところだったと思われる。

郵便局には常時2人の局員が勤務しているが、いずれも2日午後7時ごろまでに帰宅していた。現場には犯人のものと思われる指の肉片が落ちており、付近でも多数の血痕が見つかったことから、犯人も負傷しているものと見られる。

郵便局のカギ束を大津さんが握りしめていたことから、カギを奪おうとする犯人と大津さんがもみ合いになり負傷したものと思われる。

手提げかばんや凶器は依然として見つかっておらず、2008年には現場に残された血痕を再度DNA鑑定したが、有力な手がかりは得られなかった。

2021年3月までに延べ約8万3千人の捜査員が投入され、これまでに約7千件の情報が寄せられたが、犯人につながる有力な情報はないという。

【大分県警ホームページ】大分市松岡で発生した強盗殺人事件(PDF)




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