静岡県下田市田牛（とうじ）サンドスキー場白骨遺体発見（2020年10月）

2020年10月19日午前9時ごろ、静岡県下田市田牛（とうじ）の田牛サンドスキー場で、観光客が砂の斜面の下に人の骨を発見し、110番した。見つかったのは人の下あごの骨だった。

その後の静岡県警察の捜索により、周辺から腰や足の骨の一部も見つかった。骨は砂浜で1カ所に集まった状態で、全人体のうち3分の1にあたる量の骨が発見された。なお、衣服や身元を確認できるものは見つかっていない。

法医学者が鑑定したところ、関節の特徴などから死亡したのは10歳から13歳位で、身長141センチから146センチ位と見られている。性別や体格、服装は分からず、死後1年以上が経過しているという。

県内や近隣の県で子供の行方不明者届は出されておらず、警察は事故と事件の両面で調べるとともに、広く情報提供を求めているが有力な情報は得られていない。

田牛サンドスキー場は強い風によって吹き寄せられた砂が積みあがってできた天然のサンドスキー場。海に面した砂浜で、多くの人が訪れる観光地である。

砂の斜面は約30度あり、ソリ遊びもできる。海岸の波によってできた天然の洞窟である龍宮窟（りゅうぐうくつ）と隣接しており、落石の危険がある場所も存在するという。

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