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久留米市自衛官殺人事件(2000年3月)

2000年3月11日午前4時40分ごろ、福岡県久留米市日吉町の交差点近くを、同僚と歩いていた同市陸上自衛隊久留米駐屯地所属の三曹、切明信行さん(当時27歳)が何者かに刺されて亡くなった。切明さんは前日夜、駐屯地の送別会に出席しており、その帰り道だった。同僚が119番通報し市内の病院に搬送されたが、切明さんは左胸と右腹部を刺されており、出血多量で死亡した。

事件を目撃した同僚によると、酔って歩いていた切明さんが、歩道にあるバス停のベンチをひきずって歩いていたところに、後ろから見知らぬ男が近づいてきた。男は切明さんの肩を、後ろから抱くようなしぐさをした。切明さんと男はそのまま数メートル肩を組んで歩いた状態から向き合いの姿勢になったが、男が離れた直後に切明さんが倒れ、確認したときにはすでに胸や腹など3カ所を刺されていたという。男は切明さんを刺した後、西鉄久留米駅方面に逃げたと見られている。警察は切明さんがベンチを動かし道をふさぐような形になったため、通行中の男とトラブルになって刺されとみている。

犯人とみられる男は当時30~40歳くらいで身長約170センチ、黒っぽい上下を着て、パーマをかけた長髪姿。

事件から22年後が経った2022年3月11日、西鉄久留米駅では切明さんの姉の恵美さんと久留米署員らがチラシを配り、市民に情報提供を呼びかけた。これまで延べ1万人以上の警察官が事件を追ってきたが、いまだ解決には至っておらず、ここ数年は寄せられる情報も年間数件しかないという。

恵美さんは「父も母も犯人が見つからないまま亡くなった。悔しかったと思う。(犯人は)信行だけでなく、両親と私の人生も変えた。罪を償っていただきたい」と訴えた。

【久留米警察署ホームページ】求む情報!~平成12年3月発生 自衛官殺人事件~



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