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名古屋市パチンコメーカー社長殺人事件(2018年10月)

2018年10月25日午前7時半ごろ、名古屋市中川区にあるパチンコ機器メーカー「高尾」の車庫で、同社社長の内ケ島正規さん(当時39歳)が血を流して倒れているのを同社の警備員の男性(当時37歳)が発見し、110番通報した。愛知県警中川署員らが駆けつけたが、内ケ島さんは首や腹などを刺され、すでに死亡していた。死因は首を切られたことによる出血死。現場付近には凶器とみられる刃物が落ちていた。

遺体には抵抗した際にできる防御創が両手に複数あり、車のそばには内ケ島さんのかばんや携帯電話が残されていた。名古屋市消防局によると、遺体は発見時に死後硬直が始まっていた。少なくとも死亡から数時間が経過していたとみられる。県警は殺人事件として同署に捜査本部を設置した。

捜査本部によると、内ケ島さんは殺害当時スーツ姿で、同僚との飲み会を終え、1人で会社に戻った深夜に襲われたと見られている。社屋から遺体が発見された同社の車庫内部まで、10m近くにわたり大量の血痕が残されていた。周囲の防犯カメラには、会社のフェンスを乗り越え敷地内を歩き回る不審な人物が映っていた。不審な人物はタバコを持ち、ナップサックを背負い、ヘッドホンを身につけていた。この男が防犯カメラの死角になるガレージで待ち伏せし、内ケ島さんを襲ったものと見られている。

車庫は普段から内ケ島さんが使っており、本人の乗用車が止まっていた。警備員が遺体を発見した際、車庫の電動シャッターは閉まっていた。現場は近鉄烏森駅から南東に約1キロ離れた、住宅や会社事務所などが並ぶ地域。

また、事件の前年4月にはパチンコ業界の親睦旅行でフィリピンへ行った際、マニラ市内でバイクに乗った2人組に銃撃され、同行していた会社社長の男性が死亡するという事件が起きている。さらに2018年6月には、新作のパチンコ台が性能不足で回収騒ぎになっている。内ヶ島さんは担当した社員に責任を押しつけクビにするなど、社内外で恨みを買っていたと思われるが犯人特定には至っていない。

高尾は1950年創業。殺害される前年2017年3月期の売上高は約200億円だった。内ケ島さんは2016年6月に社長に就任していた。

防犯カメラの男の特徴は以下の通り。

ヘッドフォンを装着している/ナップサック様のものを背負っている/火のついた煙草を所持している

中川区中京南通三丁目地内における男性被害殺人事件



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