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下連雀三丁目薬局店内強盗殺人事件
指名手配犯
陳 遠耀(ちん えんよう)

生年月日:1973年10月17日
出身地:中華人民共和国・福建省
身長:180cm程度
体型:やせ型
特徴:メガネをかける

犯行後中国へ逃亡。現在国際指名手配中

2003年10月24日午後8時20分ごろ、三鷹市下連雀の丸平ビル1階「園田薬局駅前店」に2人組の男が押し入り、閉店準備中の園田裕一郎さん(当時39歳)と女性薬剤師が刃物で切りつけられた。園田さんは背中と首5カ所を刺され、まもなく死亡。女性薬剤師も手にけがをした。2人組は、半分閉じたシャッターから入り、園田さんに「中に入れ」と片言の日本語で命令。粘着テープで園田さんらを縛ろうとしたが、抵抗され刺したとみられる。背中から刺した傷は肺を貫くほどの深さで、この傷が致命傷になったと思われる。現場には犯人のものと思われる血痕もあったことから、刺した時に犯人も手に怪我を負った可能性が高い。

さらに現場には、包丁と小型ナイフ、模造銃、白色マスク、粘着テープが落ちていた。閉店作業中に襲われたことから、強盗目的の犯行と思われたが、レジが開けられた形跡はなく、店内にあった売上金約35万円は手付かずだった。犯人が滞在したのはわずか1~2分の間とみられる。

その後の調べで、犯人に酷似した中国人の男2人が犯行当日、現場に残されていたものと同種類の粘着テープとマスクを購入している姿が、現場近くのコンビニエンスストアの防犯ビデオに写っていたことが分かった。2人は別々に現場近くのコンビニエンスストアで粘着テープとマスクを購入。犯行当時、別の複数の中国人と一緒に三鷹市内のアパートに住んでいたとみられ、人相や黒っぽい服装が犯人の目撃情報と酷似していた。さらに2人は犯行時間帯前後、現場近くのJR三鷹駅構内などに設置された防犯ビデオにも歩いている姿が写し出されていた。

アパートの部屋からは現場に残されていた模造銃の部品の一部と同種のマスクが発見され、その後の調べにより、このアパートに出入りしていた中国・福建省出身の林強が2人組のうちの1人であることが判明、逮捕された。取調べに対して林は「仲間と入ったが自分は殺していないまさか殺すとは思っていなかった」と供述。実行犯と思われる同じく中国・福建省出身の陳遠耀が指名手配された。

陳は2003年12月中旬まで埼玉県戸田市の製本会社でアルバイトをしていたが、その後の足取りは不明だった。しかし、偽造パスポートを使い、香港経由で中国に出国したということが判明し、国際刑事警察機構(ICPO)を通じて国際手配がされているが、現在も消息不明である。

<警視庁ホームページ>下連雀三丁目薬局店内強盗殺人事件

 



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