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大田区資産家女性殺人事件 (2009年8月)

2009年8月29日午前9時50分ごろ、東京都大田区矢口3丁目22番、不動産賃貸業瓜生スエさん(当時84歳)方で、瓜生さんが首に布のようなものを巻かれた状態で死んでいるのを、訪ねてきた近所に住む親族の女性(当時58歳)らが見つけ、110番通報した。瓜生さんは上半身に衣服を着けておらず、下半身は室内着を着たまま、和室の敷き布団の上でうつぶせの状態で見つかった。別の布団の一部が足に掛かっていた。目立った外傷はないが、遺体の状況から死後2日ぐらい経過しているという。

その後の調べで、布は首の後ろで縛られていたことから、背後から首を絞められた可能性があることが判明した。 瓜生さんは一人暮らしで、自宅近くに貸駐車場などを所有する資産家。駐車場を借りている人は、締め切りの月末に賃料を現金で瓜生さんに渡す人が多かった。

親族の女性が瓜生さんを最後に見かけたのは27日午前で、この時は自宅敷地内で立ち話をしたという。 事件当日、近所に住む男性が瓜生さん宅を訪ねたが、応答がないため親族の女性を呼んだ。瓜生さん宅の出入り口には鍵が付いておらず、在宅時は内側から突っかい棒をして外から開けられないようにしていたため、開け閉め可能だった勝手口から出入りした。室内では、たんすの引き出しが複数抜かれ、畳の上に重ねて置いてあったという。捜査1課は犯人が瓜生さんを殺害後、勝手口から逃げたとみている。家に賃貸収入で得た現金があることを知っている者の犯行の可能性もあるとみている。

事件から1年が経過した2010年8月30日、池上署捜査本部は現場に残された靴跡と同じ型の靴底を公開した。捜査本部によると、靴跡は1種類で、瓜生さんが殺害された和室と、隣にある和室から十数個が見つかった。推定される足のサイズは約25センチ。中国製でM字状の形が並び、かかと部分にはエアクッションが入っている。複数メーカーで50種類以上の靴が生産された。2002年ごろから量販店などで1500~2000円で販売され、全国で約30万足が流通している。 

現場に残された靴跡と同じ型の靴
靴底の写真
<警視庁ホームページ>矢口三丁目住宅内老女殺人事件



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