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広島市スーパー従業員強盗殺人事件 (2000年9月)

2000年9月3日午後11時40分頃、広島県広島市佐伯区五日市中央4丁目のスーパー「マルショク五日市店」の商品搬入口で、従業員の新谷進さん(当時36歳)が血を流して仰向けに倒れて死んでいるのを店の警備員が発見した。
司法解剖の結果、首や顔など7か所を刃物のようなもので切られていた。新谷さんの左手には抵抗した際について傷もあった。また、遺体のそばには犯人のものと見られるサングラスが落ちていた。サングラスはべっ甲模様のふちで、フランス製のもの。一方、新谷さんの眼鏡が無くなっており、犯人が間違って持ち去った可能性も考えられた。

このほか新谷さんの免許証や携帯電話、乗用車の鍵、1階店舗内にあった数千万円と預金通帳の入った手提げ金庫が無くなっていた。しかし金庫のある1階事務所は鍵が掛かったままで、荒らされた形跡はなかった。2階には飲食店街もあるが、事件当日は休みだったという。  

その後の調べで、奪われた手提げ金庫、新谷さんの眼鏡、免許証は現場から約5キロ離れた広島市西区扇にある太田川マリーナ工事現場東側、太田川放水路河口付近で見つかった。手提げ金庫は鍵が開けられており、中身は空だった。免許証は細かく切り刻まれていた。金庫の付近からは凶器と見られる血の付いたナイフが見つかった。ナイフは刃渡り10センチのがまかつ社製の釣り用ナイフ。

新谷さんが倒れていた場所から店の北側にある駐車場まで、約50メートルに渡って血痕が残されていた。新谷さんを刺した際の返り血か、犯人の傷からの出血と見られた。店は午後9時に閉店し、店には新谷さんが1人で残っていたという。午後10時に店がセットする警報装置がセットされていなかったことから、閉店から午後10時までに襲われたと見られた。

犯人らしい人物が現場で目撃されており、年齢30歳から50歳の男とみられる。小太りでほほがふっくらしていたという。身長が150センチから160センチと小柄で、広島県府中市で製造されている「ベトナムズボン」という紺色のズボンをはいていたと見られている。現場に残された足跡は25センチから25.5センチ。捜査本部ではチラシを配ったり、ホームページで犯人の遺留品や特徴、当時の新聞記事などを公開しているが、現在も犯人逮捕につながる手掛かりは得られていない。

<広島県警ホームページ>スーパー従業員被害強盗殺人事件



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