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    芳賀郡布団袋殺人・死体遺棄事件(1996年4月)

    1996年4月21日昼頃、栃木県市貝町多田羅の竹やぶで、布団袋に入れられた男性の変死体が発見された。部活帰りの中学生5人が、不審な布団袋を発見した。袋からは異臭がしており、棒でつつくと手が出てきたという。遺体の状態から死後1カ月以上経過していたとみられ、外傷はなく死因も特定されてないが、腰の部分に打撲があり、前歯が上下とも折れていた。着衣に乱れはなかった。

    目撃情報によると、布団は3月下旬からあったという。遺体の特徴から、男性は40歳から50歳代で、身長182センチ、体重は58キロでやせ型。血液型はO型。上着はオーダーメードではない国産の紺色のダブルのブレザー(サイズはA7)で、ボタン銅色の金属製。灰色ワイシャツ、緑地柄入りのネクタイ、灰色ズボンを身に着けていた。下着など着衣は高級ブランド品だった。髪は15センチ程。歯は折られていたが、残っている歯にも虫歯が多かったという。
    また、身元はわかっていないが、ズボンのタグの左側に縦書きで「山本」、タグの上部には「トナリ」と書かれていた。

    捜査本部によると、死体遺棄現場近くには沼があったが、遺体は発見しやすい竹やぶに放置されていた。このことから犯人は土地鑑がない人物との見方をしている。ズボンのタグに書かれていた「山本」「トナリ」を手掛かりにクリーニング店への捜査を行ったが、有力な情報は得られていない。

    事件から10年を迎えた2006年4月には男性のつめのDNA鑑定を依頼し、身元特定に全力を挙げる一方、遺体発見現場付近に立て看板を設置、情報提供を呼び掛けたが今現在も身元は判明していない。

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