日本で起こった未解決事件をファイリングしていくサイト

     

    未解決事件ファイル

    未解決事件一覧へ戻る

    宇土市走潟町における医院長夫人殺人事件(2004年3月)

    2004年3月14日午後3時40分ごろ、熊本県宇土市走潟町、走潟町医院の院長中津卓郎さん(当時54歳)から「妻が室内で血まみれで倒れている」と110番通報があった。松橋署員が駆け付けたところ、中津さんの妻千鶴子さん(当時49歳)が倒れており死亡が確認された。中津さんがゴルフの練習を終えて帰宅したところ、自宅玄関の土間で千鶴子さんが血まみれになってあおむけの状態で倒れているのを発見したという。当日は午後1時まで自宅敷地内の診療所で診察をしており、警察の捜査により、犯行時刻は中津さんが留守をしていた午後2時~3時半ごろとみられる。

    千鶴子さんの遺体には顔に無数の刺し傷があり、頭など数十カ所を鈍器で殴られ失血死し、そばには凶器とみられる刃物が落ちていたが、致命傷を与えた鈍器は見つかっていない。逆に首から下は、ほとんど無傷であった。千鶴子さんは普段着姿ではだしだったという。居間のタンスが物色された跡があったが、現金や金庫などは盗まれていなかった。ただ、黒色のハーフコートとベージュ色の布製の手提げバッグが現場から持ち去られていることが判明している。

    また、室内にはスニーカーに付いた血による足跡があり、後に米国ブランド 「ナイキ・エアモック」の26センチと分かった。 千鶴子さんはいつも玄関には鍵をかけており、チャイムが鳴るとモニターで訪問者を確認してから対応していたという。遺体発見時、鍵はかかっていなかった。事件当時、大きな声や悲鳴を聞いた人もおらず、犯人の目撃情報にも乏しいため、現在も事件解決には至っていない。

    中津さん夫婦の子供3人は県外に住んでおり、2人暮らしだった。近所の人の話によると、千鶴子さんは気さくな性格だったという。 現場は国道501号近くの畑に囲まれた一角。
    ----------------------------------------------------------------------------------------
    2011年3月26日、別の強盗殺人事件(同年2月23日、熊本市渡鹿の会社役員方で夫婦2人を殺傷し、現金などを奪った事件)で起訴されていた熊本市城南町、無職田尻賢一(39歳)が犯行を自供したため、熊本県警が再逮捕、追起訴した。

    起訴状によると、田尻被告は2004年3月13日午後2時~3時半ごろ、院長宅にぜんそくの発作を装って侵入。千鶴子さんの頭や顔などをスパナで数十回殴り、包丁で数回刺して殺害し、現金約18万円とキャッシュカード9枚などを奪った疑い。

    田尻被告は動機について「借金もあり、金がほしかった」と供述。以前、宅配会社で働いていた時の経験から、「高価な品物を購入した家や、一人暮らしの家など数軒に目星をつけていた」などと認めているという。

    第一審は裁判員裁判で行われ、2011年10月25日に熊本地方裁判所は死刑判決を言い渡した。被告は控訴したが、2012年4月11日に福岡高等裁判所で控訴を棄却、同年9月10日には最高裁への上告を取り下げ死刑が確定した。

    ↑↑↑ページトップへ↑↑↑

    未解決事件一覧へ戻る

     メールはこちらまで

    Copyright (C) 2017 未解決事件X All Rights Reserved.
    inserted by FC2 system