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    浜松市麻雀店放火殺人事件(2009年11月)

    2009年11月17日午前3時半ごろ、浜松市中区高丘東のマージャン店「金ちゃん」から出火、鉄骨2階建て延べ約210平方メートルを全焼した。2階の焼け跡から男性客3人の遺体が見つかり、重軽傷を負い病院に運ばれた4人のうち、男性客1人の死亡が確認された。出火直前、火元とみられる1階のドアの開閉音を客が聞いており、静岡県警は放火の疑いもあるとみて捜査している。

    浜松中央署によると、建物は1、2階ともマージャン店。出火当時、2階で客6人と従業員2人の計8人が2卓に分かれ、マージャンをしていた。同店では10月14日にも敷地内で古タイヤや外壁が燃える不審火があった。

    同署や避難した客の話では、物音を確認するため1階に下りた従業員が「火事だ」と叫び、その後、停電で店内は真っ暗になった。煙が激しく、客3人と従業員1人は窓から脱出。このうちの客1人が、転落して頭を強く打って死亡した。ほかの従業員1人は1階から避難した。

    その後の浜松中央署捜査本部の調査によると、火元と見られる1階中央部に設置されていたストーブや電気配線の点検はしたものの、出火当時は設置されていたストーブは使用されておらず、火の気がなかったために、放火の疑いで調べており、捜査本部は「出火直前まで火の気がなく、火の回りも早かった。」と発表している。
    さらに出火当時は、1階正面玄関は施錠されており、裏口からのみ出入り可能だったという。出火直前の午前3時ごろに2階にいた従業員が当時無人だった1階の扉の開閉する音を聞いていた。

    一方で出火の約1時間前の午前2時半頃に、3人組の男が黒い乗用車を出火した麻雀店付近の駐車場にエンジンをかけたまま駐車し、近くの飲食店と出火した麻雀店を2回往復しているのを近所の人が目撃している。現場近くは深夜から未明までは人通りが少ないので不思議に感じたという。 店は経営者の男性店長と従業員3人の計4人で営業。出火時に店長は帰宅して不在だった。

    店長は「店にスプリンクラーや警報器はなかった。昨年10月にオーナーが亡くなって私が店を引き継いだ。恨まれる覚えはない」と説明している。

    店は通常、午前0時まで営業していたが、延長することがあった。主に2階で営業していたが、客が多い場合は1階も使っていたという。
    現場はJR浜松駅の北約7キロで自動車関連の工場などが多い地域。

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