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代々木1丁目書店事務所内強盗殺人事件(2007年12月)

2007年(平成19年)12月10日午後9時ごろ、東京都渋谷区代々木1丁目37番5号の商業ビル3階にある「金港堂書店」の事務所内で、従業員の磯島護さん(当時51歳)が倒れているのを同店の社長が発見し、110番通報した。事務所の上の階にいた社長の家族が、事務所内から物音がすると社長に連絡。社長が確認しに行ったところ、磯島さんが倒れていた。

磯島さんは顔や頭を鈍器のようなもので殴られており、13日後の12月23日に死亡した。事務所内にあった現金約9万8千円入りの手提げ金庫がなくなっており、閉店後、書店から約20メートル離れた事務所に金庫を運び入れた直後、犯人に襲われたとみられている。事件当時、社長の家族は薄緑色の目出し帽のようなものをかぶり、灰色のジャンパーを着て逃走する不審な男を目撃していた。

原宿署捜査本部は、書店の従業員が普段から閉店後事務所に金庫を運んでいたことや、事務所があるビルの3階には、外側から暗証番号を打ち込んで開ける扉があることなどから、内部事情に詳しい者の犯行とみている。この事務所は1ヶ月前にも空き巣被害に合っており、警察は関連を調べている。現場は都営大江戸線代々木駅のすぐ近く。書店は2010年6月30日に閉店している。

<警視庁ホームページ>代々木一丁目書店事務所内強盗殺人事件



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