日本で起こった未解決事件をファイリングしていくサイト


    オススメの一冊

    01 いざというときの警察ご利用案内/北芝 健(幻冬舎)

    いざというときの警察ご利用案内

    テレビのコメンテーターとしてもおなじみの元警視庁刑事・北芝健の著書。タイトルからして『こんなときは110番!』系の内容かと思いきや、「競馬場やパチンコ店の近辺では強盗が発生しやすい」「アキバだけでなく原宿でもオタク狩りが多発」…どうも110番するには手遅れのよう。しかし、被害に合わないための対策が書かれているので、防犯指南的な一冊として役立つかも。不審人物としてよく警察官に呼び止められることがあるという北芝氏の夏の定番スタイルが「キャップを目深にかぶり、Tシャツに半ズボン、エンジニアブーツ」ということに一番感銘を受けた(笑)。


    02 死刑でいいです/池谷 孝司(共同通信社)

    死刑でいいです --- 孤立が生んだ二つの殺人

    16歳の時に自分の母親を殺害、少年院に入るが5年後に大阪で2人の姉妹を刺殺し、死刑判決を受けた山地悠紀夫。判決確定後わずか2年2か月で死刑執行された山地は、当初から生きて罪を償うことを望んでいなかったという。少年院での精神鑑定でアスペルガー症候群(他人に共感できにくい性質を持つ公汎性発達障害)と診断された山地の生い立ちと少年事件の防止について考える。犯罪者側に立って書かれているので被害者遺族の感情には触れられていないが、犯罪を犯した少年の更生と死刑制度のあり方について考えさせられた。



    03 大阪拘置所「粛正」刑務官/藤田 公彦
    (光文社)

    大阪拘置所「粛正」刑務官 獄中で最も怖れられた男の回想録

    元刑務官の著者が腐敗した拘置所の実態を暴く。中でも著者が8年間看守として在籍した大阪拘置所は、刑務官と暴力団受刑者の癒着が著しく、手がつけられない状態であったという。受刑者から脅され、上司から咎められても真っ向から不正に立ち向かう著者の信念には頭が下がる。刑務官はまさに命がけの職業である。一方受刑者はというと、吐血(重病)を装うため歯茎をわざと出血させて洗面器に少しづつ溜める者までいるという・・・こちらもある意味命がけだ。拘置所に関する本はたくさんあるが、ここまで実態に触れた本はなかなかないだろう。


    04 真犯人に告ぐ!/麻生 幾他
    (週間朝日)

    未解決事件ファイル 真犯人に告ぐ (週刊朝日MOOK)

    3億円事件、「悪魔の詩」惨殺事件、世田谷一家殺害事件、八王子スーパー射殺事件・・・多くの人がその記憶に残っているであろう未解決事件の全貌に迫る1冊。公表されていなかった事件の真相を当時の関係者が語る部分もあり、興味深い。中でも世田谷一家殺害事件においては、遺体発見時の状態(イラスト)や当時の風呂場の写真(犯人は浴槽に書類等を投げ入れた)、部屋が荒らされた状態の写真が掲載されており、生々しさを感じた。時効撤廃の法案が施行される以前に時効となってしまった事件もあるが、現在も捜査は続けているそうだ。


    05 僕はパパを殺すことに決めた/草薙 厚子
    (講談社)

    僕はパパを殺すことに決めた 奈良エリート少年自宅放火事件の真実

    毎日父親の監視の元で勉強を強いられる息子。少しでも問題を解くのが遅ければ殴る、蹴るの暴力。全ては息子を医者にするための父親の歪んだ愛情だった…。やがて息子は父親を殺してしまえば楽になると思うようになり、殺害計画を立て始める。実際は父親の不在時に自宅に放火し、母親と兄弟が死亡。この不可解な行動の裏には少年のある障害に原因が隠されているらしい。少年犯罪が起こる根本は、本人が生まれながらに持つ資質と生育環境によるものが多いことを改めて思い知らされる。


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